お陰様で、以下のプロジェクトは2023年9月30日をもちまして、無事に終了いたしました。

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(一般社団法人)触覚書道刻字協会では
光を失った書家 三上栖蘭の「希望」カレンダー制作プロジェクト を支援しています。

書家 三上栖蘭先生は
毎日書道展、東方書展などを活躍の場とし、伊勢神宮奉納書道展では長年審査長を務められ
日本女流書100人展にも選抜された経歴をもつ女流書家
その功績が認められ、毎日書道展参与会員、伊勢神宮奉納書道展顧問になっています。
また作家としてのみならず、書道玄海社会長としてこれまで43年間、月刊書道競書誌「玄海誌」「学生げんかい」を一回も欠かさず発刊していくなど、書道教育にも力を注いできました。

その三上栖蘭先生が緑内障のためここ数年で視力が低下し、ついに失明にいたりました。

書家にとって失明するということは、生命線を断ち切られたも同然、このまま全てを諦めなくてはならない状況に追い込まれました。

しかしここで諦めるのではなく、心を奮い立たせ
「目は見えなくても心の叫びを表現したい」
との強い想いをもち再び筆をもって立ち上がり、
今後は視覚障害の方へなんらかの貢献がしたいとの想いから
手始めに、カレンダーを出版することとなりました。
 
ただ普通のカレンダーでは意味がない
自分の挑戦する姿が視覚障害の方や視覚を失いつつある方にも勇気とエ-ルをあたえることができる可能性を信じ、字の部分を盛り上げて手で触ってわかる特殊印刷を施したものを作成することにいたしました。

≪カレンダーの仕様≫
・A3サイズ 7枚(表紙1枚を含む)(折り曲げたり丸めたりはできません)
・上部に作品、下部に2ヵ月分の日付
・視覚障害者が手で触って分かるように作品-文字-数字部分が盛り上がった凸印刷にします。
・作品の右下に漢字と点字で作品の読みをいれます。
・表紙にQRコードを2箇所いれます。
一つは「三上栖蘭より」という三上栖蘭先生が自身の声で想いを語っている音声、
もう一つは、触覚書道刻字協会のホームぺージにアクセスし、協会の活動状況がわかるものです。
・使用後、日付部分を切り離せば作品として飾れます。

特殊なカレンダーなので印刷費用が高額となるため、カレンダーがこの世にでるために、クラウドファンディングを
2023/8・25~9・30
まで開催してます。
より多くの方にこのプロジェクトを知っていただき、応援をしていただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。

更に、カレンダーができました暁には、販売をし、視覚障害の方が書道を楽しんでいただくための活動資金にあてさせていただく所存でございます。

このカレンダーは視覚障害の方に超一流の書家の作品を手て触ってその芸術性を感じていたけるものとして、書道会では初めての画期的な試みとなります。

また、晴眼者の方には、このようなものを身近にかざることにより、視覚障害の方へのより深い理解をいただくきっかけとなることを望んでおります。

皆様のお言葉を是非FAQ欄よりお寄せください。

2023/6/1 : 三上栖蘭先生の想い

光を失なった書家三上栖蘭 カレンダー「希望」制作プロジェクトスタート

当協会では、触覚書道普及のために、視覚を失った書家三上栖蘭先生に作品をご提供いただき視覚障害の方も触れて楽しむことができる凸印刷を施した書道芸術作品のカレンダ…

2023/8/19:毎日新聞社主催のSNS「書のひろば」に三上栖蘭先生の活動が取り上げられました。https://shonohiroba.jp/shoka/20230819-1.html

2023/8/25:クラウドファンディングがスタートしました!
https://shokkakushodoh.org/2023/08/26/seiran-3/

2023/9/30:目標額を達成し、無事にクラウドファンディングが終了しました!!
https://shokkakushodoh.org/2023/10/01/calender-2/