「第3回 眼と指で楽しむ 書の彫刻 〜チ-ム光栄 with Blind people」が無事終了しました!


小田急線狛江駅近くの 泉の森会館 で  10月12日(木)~10月15日(日) まで開催の
第3回『眼と指で楽しむ 書の彫刻 ~チーム光栄 with Blind People』 が無事に終了しました。



最終日午前中は雨足が強く、視覚障害の方々がいらっしゃるのが大変と心配しておりましたが、
皆さんのパワーで雨雲を吹き飛ばしたようです。

この展覧会は、光栄書道会刻字部の有志からなる「チーム光栄」の刻字作品と、
東京都障害者福祉会館で視覚障害の方を対象に開講している「触覚書道刻字講座」の受講者修了作品の展示となりました。

<触覚書道初級コース>

<触覚書道アドバンスコース作品>

こちらは「秋」をテーマに各自が連想した文字を書きました。
ちなみに中央の「秋」は、泉の森会館の階段下で拾った椎の実を4名で発泡スチロールに差し込んでつくりました。

<触覚書道研究チーム作品>

石膏ボードに彫刻刀で彫っていきました。色もローラーでつけました。

<チーム光栄 刻字作品>

こちらは、スジボリでの表札です。

会場の模様は、早速に毎日新聞社主催のSNS 「書のひろば」でとりあげていただきました。

↓  ↓   ↓

https://shonohiroba.jp/shodo-news/20231015-2.html



■視覚障害の方にも楽しんでいただけるように、今回も会場内の作品はすべて触って鑑賞していただけるようにしました。
キャプションには点字をいれ、作品一覧は点字のものも用意しました。

ただ、視覚障害の方でも後天的になられた方の中には点字は読むのが難しいとおしゃる方も多く、20部用意しましたが、持っていかれたのは6部でした。

■会場内にて「触覚書道」の無料ワークショップを随時体験していただきました。
今回は晴眼者の方が、発泡スチロールを用いた触覚書道がどんなものかを体験いただいたケースが多かったです。
特に色を塗る時、みなさん童心に返ったように楽しそうにされているのが印象的でした。



■刻字出品者でもあり声楽家の 「谷合えりか独唱コンサート」を
10月14日(土)14:00~14:30 同会館3階ホールにて開催しました。(入場無料)

■クラウドファンディングをして皆様からのご支援で作成することができた
「視覚障害の方が触って楽しめる書道芸術作品の凸印刷カレンダー」
を会場内で販売しました。
とても目が見えなくなってから書かれたとはおもえない素晴らしい作品のうえに
実際に凸印刷の部分を触っていただき、 素晴らしい出来だとのお言葉を多くの方から頂戴しました。

頑張って作った甲斐がありました!!

カレンダーの表紙の中央下のQRコードから
盲目となった女流書家三上栖蘭がカレンダー作品に取り組む姿をご覧いただけます。
↓ ↓ ↓
https://shonohiroba.jp/shoka/20230819-1.html

■触覚書道の活動が、視覚障害ナビラジオで放送されました。
亮太が行く!⑩心静めて、“触覚書道”に挑戦!
放送内容
↓ ↓ ↓
https://www.nhk.or.jp/heart-net/shikaku/list/47404/#contents

2023年11月12日(日)午前8時まで視聴できます!

こちらの放送を聞いて、会場に足を運んでくださった方もいらっしゃいました。



今回は昨年の2回展の反省を踏まえ会場を広くしたので、出品点数も増やせ、皆様にゆったりとご観覧いただけたと思います。

総来場者数は152名 と前回の161名より若干下回りましたが、
ご来場の方の中には、報道関係のかた、お仕事やボランティアで視覚障害の方と係っている方が数名いらして、今後の触覚書道の活動の発展に繋がりそうな手ごたえを感じてます。



ご来場いただきた皆様、そしてささえてくださているチームの皆様に心より感謝しております。



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