触覚書道刻字講座第5期2クール1回目にDot Padを使った「さわれる漢字辞書」のデモに石井先生がお見えになりました!!
三田の東京都障害者福祉会館にて 2021年9月よりスタートした触覚書道刻字講座
第5期 第2クールが12月21日にスタートしました。
その第1回に、Dot Padを使った「さわれる漢字辞書」アプリの開発者である石井真史先生をお迎えし、デモンストレーションを行いました。
以前、触覚書道刻字協会本部にお越しいただいたご縁から今回の企画が実現し、お声がけしたところ、視覚障害のあるメンバー13名が参加してくださいました。
当日は3グループに分かれ、
一方のグループでは石井先生によるDot Padのデモ、
他のグループでは通常の触覚書道作品制作を行うという形で進行しました。
はじめに私から、石井先生との出会いとこれまでの経緯をご紹介し

その後、石井先生が各グループを回り、参加者一人ひとりが実際にDot Padに触れて体験しました。




体験者からは、
- 実際の漢字の形を触って確認できるのが良い
- 凸凹を瞬時に切り替えられるのが分かりやすい
- 部首ごとに分解して確認できるのが良い
など、非常に好評な声が寄せられました。
さらに、
- 書き順に沿って線が表示されるとありがたい
- PC-Talkerと連動できないか
といった、今後につながる具体的な要望も多数出ました。
後日、参加者から感想や意見をメールでお送りしたところ、石井先生からお一人おひとりに丁寧な返信をいただいています。
改良を重ねて進化していけば、この「さわれる漢字辞書」は、視覚障害のある方にとって漢字習得の大きな武器になると強く感じました。
また、触覚書道刻字協会の活動のひとつとして、
メンバーの皆さんにモニターとして開発に関わっていただく——
これは以前から理想として描いていた形です。
今回、それが現実になったことを、とても嬉しく思います。
来年も石井先生とタッグを組み、
視覚障害のある方々に漢字の美しさ、文字の力を伝えていきたいと思います。

