第4期触覚書道刻字講座 第2クール1回目
三田の東京都障害者福祉会館にて 2021年9月よりスタートした触覚書道刻字講座
第4期の第2クール 1回目を2月16日に開催しました。
初級コースは、今回初めての方2名
お一人は生まれた時からの全盲で、ひらがなや漢字はあまりわからないが字には興味がありカタカナは独自に勉強されたとのこと、色は全くわからないとのことでした。
彼女が一生懸命書いた
「力」
はなかなか力強くて素敵💓
この講座が彼女にとってのかけがえのない体験になって欲しいと思います。
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もうお一人は、視覚障害の方ではなく、前回出光興産でおこなったワークショップに参加できなかったけれども触覚書道に興味があって今回受講されたとのことでした。
今後も参加していただき、是非触覚書道のお手伝いをしていただけたら有難いです。
アドバンスコースは2名が復活され、総勢7名の参加。
皆さん楽しそうに、グループ展にむけての言葉を練習されていました。
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講座終了後はメンバーが残り、出光興産のワークショップで頂いた以下の感想を共有しました。
以下、アンケートの質問と頂いた回答です。
◆ワークショップに参加されてのご感想をお願いいたします。
・素直にとても楽しかった。字を書くという普段何気なく行う行動もその人の”当たり前”が隠されていること、
その”当たり前”がそうでないときに直面する課題について学びました。
・目を閉じて書くことで筆や発泡スチロールの素材感を指に感じることがとても面白く新たな体験でした。
・発泡インクを使うのかと思ったら紙替わりのベースを凹ませるのに少し驚きました。点字は裏から押していくからこれの方が読みやすい方もいらっしゃるのでは。
・色の付け方でバリエーションもあって個性が出て面白かった。
・とても楽しく陶芸するがごとく没頭できました。
・目をつぶっていると出来上がりがイメージと異なっていてビックリ。
・個性の出る刻字になるのがおもしろかった。
・気軽に出来て楽しかった。
・みるみるうちに溶けるので書いていてたのしかった。
・初体験でした。難しかった。
◆触覚書道の活動に興味をもたれましたか?
無 3名
有 21名
◆有の方⇒どのような発展の可能性があるように思われますか?
・楽しみながらマイノリティ体験ができるとても良いプログラムと思いました。マジョリティ/マイノリティの話も学習コンテンツとして一言入れても良いかもしれません。
・目の不自由な方との交流や理解に加え、さまざまな年代の方が墨汁なしに楽しめるためとても良いイベントになると感じました。
・障害の有無を超えた交流の場に良いと思いました。
・障害就労推進グループの方全員にやってもらいたいです。
・ゲームで楽しめてだれでも参加できるので何が書かれているでしょうか?ってあそべますよね。
・制作後、第三者に触っっただけで文字を識別してもらう(漢字は触覚で識別しにくいのでローマ字で書くなど)
・複数人で一文字を書いたり文章を作ったりしても面白そう。
・子供が楽しめると思います。
・後ろから照らして文字を浮かび上がらせる。
・仕事とは違う集中力がつきそう。
・コミュニケーションのきっかけになる。
・見えないことの体験にいい。
・ロゴ/会社の名前/名刺など立体で作るのはおもしろそう。
24名中21名の方が触覚書道に興味をもったと回答していただき、とても嬉しくおもってます。
頂いたご意見を参考に、これからも触覚書道をより一層発展させていきたいと考えてます。
ご協力いただき有難うございました。