「手と目でみる絵の展覧会」にいってきました!
手と目でみる教材ライブラリー主宰の大内進先生から、「手と目でみる絵の展覧会」開催のご案内をいただきました。
以前、西早稲田にあったライブラリーが板橋区へ移転されたとのこと
一度訪ねてみたいと思っていたところでしたので、この機会に成増まで足を延ばしてきました。
【会期】
7月24日(金)~ 28日(火) 午前11時開場、午後6時30分閉場
【会場】
板橋区立成増アートギャラリー


今回のイベントは、板橋区が大規模な絵本展が開催されるボローニャと友好都市の関係にあり、大内先生もボローニャに関わっているため、板橋区立美術館のサポートを得て開催の運びとなったということでした。

会場に入ると、まず目に飛び込んできたのは名画を立体化したレリーフ作品の数々でした。
絵画の説明文をよみ(読み上げてもらい)、石膏でできたレリーフを触りながら、手で鑑賞することができます。
レリーフは想像以上に奥行きがあり、そのもの自体が一つの彫刻作品のように感じられました。
平面の絵画を立体として味わう体験はとても新鮮で、触覚による鑑賞の可能性を改めて感じました。




続いて、「さわる絵本」のコーナーへ。

ユニバーサルデザイン落語絵本『まんじゅうこわい』をもとに、物語のさまざまな場面がフィギュアで再現されており、触りながらストーリーを楽しむことができます。
思わず「これは子どもたちが喜ぶだろうな」と感じました。触って遊びながら物語の世界に入り込める、とても魅力的な展示です。


さらに会場には、イタリアと日本の「さわる絵本」が並んでいました。




さすが絵本文化の豊かなイタリア。デザイン性も高く、素材や仕掛けにもさまざまな工夫が凝らされています。ページをめくりながら触れているだけで、なんだか楽しくて、ワクワクしました。
残念ながら講演会は拝聴できませんでしたが、展示を実際に触って体験できたことはとても貴重でした。
そして、大内先生と直接お話しする機会をいただくことができました。
先生は、この活動を20年にもわたって続けてこられたそうです。その積み重ねの重みと情熱には、ただただ頭が下がる思いです。
これからは3Ⅾ印刷の発達などもふまえ、色々な素材でレプリカを作成すような構想を持たれているそうです。
私たち触覚書道は、「字」を通して触れてわかる楽しさや、表現することの喜びを伝える活動をしていますが、大内先生の活動とは目指している方向や理念に多くの共通点があるように感じました。
見えない・見えにくい人も、見える人も、それぞれの方法で作品を楽しみ、同じ体験を共有できる場をつくりたい。その願いは同じではないでしょうか。
だからこそ、
「今後、触覚書道と何かコラボレーションができるといいですね」
そんな嬉しいお言葉までいただき、これからの可能性に胸が膨らみました。
成増まで足を運んだ甲斐がありました。
来てよかった!!!

