夏休み子ども向け触覚書道ワークショップを開催しました!

先週の土曜日に、子ども向けの触覚書道ワークショップを開催しました。

今回の企画のきっかけは、私が所属する刻字千歳会の大先輩が、ご近所の禅道場から「夏休みに子ども向けの刻字ワークショップができないか」と相談を受けたことでした。
そこで、初心者向けに行っている石膏ボードに彫る刻字や、視覚障害者の方と取り組んでいる触覚書道をご提案しました。

検討の結果、刻字は彫刻刀を使うため子どもには安全面で難しいとの判断となり、筆にリモネン液をつけて発泡スチロールに文字を書く触覚書道がよいのでは、ということになりました。

以前から私は、触覚書道は発泡スチロールが溶けて凹凸が生まれる面白さや、色付けによる表現の楽しさから、子どもたちにも楽しんでもらえるのではないかと考えていました。
今回、その可能性を試す良い機会をいただきました。

今回参加してくれたのは、9歳のお子さん1名と6歳のお子さん3名の計4名です。
ワークショップでは、まず最初に目を閉じて文字を書く体験を行いました。
この体験を通して、障害をもつ方への思いやりの心、そして自分の目や身体を大切にしなければと感じてもらえれば大成功です。

その後は自由に好きな文字を書き、作品に色を塗って仕上げます。
子どもたちは、自分の名前や、飼っている動物、リボンやハートマークなど次々と書き、特に色々なマーカーを使っての色塗りに夢中になっていました。

最後に感想を発表してもらうと、
「発泡スチロールが凹んで穴が開いてしまって難しかった」
「目をつぶって書くと、大きさがちいさくなっちゃった」
「色を塗るのがとても楽しかった」
といった声が聞かれました。

なかでも印象的だったのは、「猫」という字を書いたお子さんの作品です。
その子は文字の部分ごとに色を塗り分けており、「ここはうちの猫の目の色、ここはロシアンブルーだから青、ここは毛がふさふさしている体の色にした」と説明してくれました。
文字を単なる文字としてではなく、自分の大好きな猫の姿と重ね合わせて表現していることに感心し、子どもならではの豊かな発想力に驚かされました。

参加したお子さんたちから「楽しかった」と言ってもらえたことが何よりの収穫です。

触覚書道には、文字を書く楽しさだけでなく、見えない方の違いを体験し、相手を思いやる気持ちを育む力もあると改めて感じました。

子どもたちの笑顔にたくさん出会えた、とても有意義な夏休みのワークショップとなりました。

ご縁をいただいた皆さま 有難うございました。

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